踏切手前でスリップ、止まりきれずに通過列車と衝突

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28日午前8時35分ごろ、秋田県大館市内にあるJR奥羽本線の踏切で、遮断機が作動した後に踏切内へ進入してきた軽トラックと、通過中の特急列車が衝突する事故が起きた。軽トラックは大破し、運転していた69歳の男性が死亡している。

秋田県警・大館署によると、現場は大館市餅田付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。軽トラックは遮断機が作動した後に踏切内へ進入。直後に通過した下り特急列車(上野発/青森行き、10両編成)と衝突した。

クルマは軌道外に押し出されて大破。運転していた同市内に在住する69歳の男性は車外に投げ出され、近くの病院へ収容されたが全身強打が原因で死亡した。列車の乗客乗員109人にケガはなかった。

踏切手前の路面は圧雪状態。列車の運転士は「クルマがスリップした状態で踏切内に進入してきたように見えた」などと話しており、警察では踏切手前で止まれなかったものとみている。

《石田真一》

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