エミレーツ航空は、6月3日からドバイと東京国際空港(羽田空港)を結ぶ直行便のデイリー運航を開始し、日本市場への取り組み強化すると発表した。
エミレーツは現在、成田、大阪(関西)との直行便を運航しており、羽田は日本で3番目の就航地となる。エミレーツの国際ネットワークでは131番目の就航都市となる。
ドバイから羽田行きのEK312便は午前9時35分にドバイを出発し、翌日午前00時01分に羽田に到着する。羽田発のEK313便は、午前1時30分に羽田を出発し、午前7時05分にドバイに到着する。
機材には、3クラス制のボーイング777-200LRを導入する予定。ファーストクラスにはラグジュアリーな完全個室のプライベートスイート8席、ビジネスクラスにはフラットシートを搭載した42席、エコノミークラス216席の合計266席を配置し、すべてのクラスで日本の利用者の好みに合わせた機内食を、多国籍の乗務員がサービスする。
エミレーツは、2002年に関西国際空港への直行便運航を開始し、2010年に成田国際空港に就航した。ドバイ便やインド洋、中東、アフリカ、ヨーロッパの70以上路線への乗継ぎを提供する。
エミレーツは、成田便、関西便の両便で長年にわたって提携関係にある日本航空(JAL)と、羽田便でもコードシェアする予定で、便名にはEK/JLが併用される。
羽田便の就航により、エミレーツの貨物部門であるエミレーツ・スカイカーゴは、1便当たり約23トン、週に約160トンの輸送能力を追加することになる。
エミレーツは現在196機を保有し、2012年に新規就航した15都市を含め128都市に就航している。羽田以外にも今年は2月6日にワルシャワ、3月1日にはアルジェへの就航を予定している。