クライスラーグループのジープブランドが1月14日、米国で開幕したデトロイトモーターショー13で初公開した2014年モデルの『グランドチェロキー』。ガソリンの高性能グレード、「SRT」とともに注目できるのは、新しいディーゼルエンジンの設定だ。
2014年モデルは、現行グランドチェロキーのデビュー以来、初の大幅改良を実施し、外装をイメージチェンジ。フロントには、クライスラー『300』風の新しいヘッドライトが採用された。ジープブランド伝統のフロントグリルとの組み合わせで、新たな表情を作り出す。
新しいディーゼルエンジンは、北米向けの2014年モデルに用意されるもの。3.0リットルV型6気筒ターボディーゼルエンジンは、「エコディーゼル」と命名。最大出力240ps、最大トルク58kgmを発生する。
ジープがアピールするのが、燃費性能の高さ。新開発の8速AT採用の効果もあって、2WD仕様の米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地8.93km/リットル、高速8.93km/リットルをマーク。ジープによると、燃料満タン状態で最大1175km/リットル以上を走行できるという。
ジープは、「クラス最高の燃費性能」と説明。新型ディーゼルを積むグランドチェロキーの燃費に高い自信を示している。