NASAのヌクレアー・スペクトロスコピック・テレスコープ・アレイ(NuSTAR)から送られてきた渦状銀河IC 342、カルドウェル5として知られる銀河の新しいイメージが公開された。
このNuSTARの高エネルギーX線データは紫紅色に変換されている。さらに銀河に光彩を与える可視光線のイメージに、星々を散りばめたようすが重ねられた。
2つの紫紅色は、低エネルギーX線の波長で、NASAのチャンドラX線観測衛星によって初めて発見されたブラックホール。これをNuSTARのデータと照らし合わせた。
これらのブラックホールは、通常の星々が密集したものに比べ明るく見えるが、巨大なブラックホールではない。もし強力なブラックホールであれば銀河の中央に沈み込んでしまっている。これらのブラックホールは中程度の重量を持つか、もしくは他の未知なる要素によって極度のエネルギー発生状態を解明することができるのではないかとしている。
IC 342は地球から7百万光年を隔てた麒麟座の中にある。