アウディは1月8日、米国で開幕したCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)13において、米国ネバダ州から自動運転車(いわゆるロボットカー)の公道走行テストの認可を取得したと発表した。
アウディは米スタンフォード大学と共同で、『TT』のスポーツグレード、「TTS」をベースにしたロボットカーを製作し、実用化に向けた研究開発に取り組んでいる。
このアウディTTのロボットカー、愛称「シェリー」が2012年8月、カリフォルニア州サクラメント郊外のサンダーヒルレースウェイを自動運転でテスト走行。ストレートでは193km/hの最高速を計測。さらに全長約4.8kmのコースを、2分30秒以内で周回する実力を披露したばかり。
米国ネバダ州は今回、アウディに対して、州内の公道でのロボットカーの開発テストを許可。これはグーグル(Google)に次ぐもので、自動車メーカーとしては、アウディが初。アウディTTのロボットカーは、ネバダ州のランセンスプレートを装着し、実用化に向けた各種公道テストを行える体制となる。
毎年1月に行われるCESには、世界中から家電、コンピューター、オーディオメーカーなどが参加。新製品や最新テクノロジーを披露する世界最大規模の見本市として知られる。