タクラマカン砂漠に降雪

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タクラマカン砂漠の積雪
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NASAのアクア人工衛星に搭載されたモデレート・レゾリューション・イメージング・スペクトロラディオメーター(MODIS)は1月2日、雪に被われた中国西部のタクラマカン砂漠を観測した。

2012年12月26日に嵐がこのエリアを吹き荒れてから、雪は砂漠のほとんどをカバーしている。嵐の翌日、中国中央放送(CNTV)は、モンゴルとカザフスタンに接する境界から遠く離れた中国の北西部の自治区が、最も激しい嵐にさらされたエリアの一つだったと報じた。

タクラマカン砂漠はサハラ砂漠に次いで世界で2番目に大きく、そして暑い砂漠である。水が注ぎ込むタリム盆地に出口は無く、それによって何年もの間、沈殿物が蓄積されてきた。砂漠のいくつかの部分では、砂は300メートルの高さまで積み重なる。砂の海を取り囲む山々である北の天山山脈、そして南の崑崙山脈もまた、2013年1月は極度に厚い雪の層で被われている。

《河村兵衛》

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