フォード、南ア工場でディーゼルエンジンの生産増強

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フォードモーターのデュラトルクTDCiエンジン
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米国の自動車大手、フォードモーターは南アフリカのエンジン工場の生産能力を引き上げると発表した。

この工場は、ポートエリザベスにあるStruandale工場。3.2リットルターボディーゼルの「デュラトルクTDCi」エンジンなどを生産している。このエンジンは、北米向けの商用車、新型『トランジット』に搭載され需要が見込まれることから、フォードモーターは今回、増産に踏み切る。

デュラトルクTDCiエンジンは、ディーゼルならではの豊かなトルクと優れた環境性能が特徴。南アフリカから、米国ミズーリ州のカンザスシティ工場へ出荷。同工場で組み立てられる新型トランジットに組み付けられる。

南アフリカのStruandale工場では、デュラトルクTDCiエンジンの年産台数を3万1000基以上へ引き上げる計画。同工場から米国へのエンジンの輸出は、初のケースだ。

フォードモーター南アフリカのジェフ・ネメス社長兼CEOは、「北米向けデュラトルクTDCiエンジンの生産増強を誇りに思う」と語っている。

《森脇稔》

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