東京都墨田区は「エコプロダクツ2012」にミニ電気自動車(EV)「HOKUSAI-III」を出品した。同車は墨田区の中小企業11社からなる「すみだ新製品開発プロジェクト実行委員会」が区の支援を受けながら製作した。
それぞれの得意分野を生かして今年春に完成したもので、3台目となる。2011年に製造した2号機は、ボディが鉄製のため重く、全体的なバランスがよくなかった。そこで、3号機はボディをアルミ製に変更し、ダッシュボードには天然木、またドアの内側にうるし紙を使用した。
全長1965mm、全幅960mm、全高1600mm、重量は300kgで、最高速度は時速50km。後輪インホイールモーターで、バッテリーは鉛を使用し、8時間の充電で35kmの走行が可能だ。
墨田区の職員によると、区のイベントに頻繁にかり出され、区のPRに大きく貢献しているそうだ。そして「2年ごとに新しい車がつくられているので、2年後が楽しみです」と話していた。