フランスの自動車大手、ルノーは12月13日、スウェーデンのトラック大手、ボルボの全保有株式を売却したと発表した。
ボルボは、乗用車のボルボカーズとは別会社。これまで、ルノーがボルボの筆頭株主だった。なお、ルノーが今回の株式売却に関して公表しているのは、売却額が14億7600万ユーロ(約1615億円)であることのみ。
ルノーは、ボルボの株式の売却先を明らかにしていない。しかし、株式売却で得た資金を、負債の返済などに充てるものと見られている。
ここ数年、自動車業界では商用車メーカーを巡って、買収や提携などの大きな動きが目立つ。今回のルノーのボルボ株の放出が、新たな業界再編へとつながる可能性もある。