メルセデスベンツ・ジャパン商品企画・マーケティング部の嶋田智美氏は12月11日、「2012年は攻めの年だった」とした上で「2013年は今年以上に攻める年になる」と語った。
メルセデスベンツ・ジャパンは2012年、3月に新型『SLクラス』を発売した後、『Gクラス』や『GLKクラス』、『Bクラス』をフルモデルチェンジした。そのほか、フェイスリフトや仕様変更などを含めると、「ほぼすべてのモデルに手を加えた」(嶋田氏)という。
また、5月に『フォーツー・エレクトリックドライブ』を発表、年内にもデリバリーを開始するなど、スマートブランドについても大きな一歩を踏み出した一年となった。
ダイムラーでは、短距離走行や長距離走行など、走行パターンによって求められる環境性能や航続距離が異なるという問題に対し、複数のドライブトレインを状況によって使い分けることを提案している。ダイムラーが描く「モビリティのポートフォリオ」では、中長距離走行はクリーンディーゼルやハイブリッドカーが担うとされる。そして、EVは「短距離走行における重要な役割を果たしている」と嶋田氏は説明する。
「2013年は今年以上に攻める年になる」と嶋田氏は語る。その具体例として、2013年中に『Eクラス』のフェイスリフトモデルと『CLA』、新型『Sクラス』を日本導入することを明かした。さらに、ハイブリッドモデルやディーゼルエンジンモデルの拡充も示唆するなど、ラインナップはさらに拡大する見通しだ。
国内プレミアムブランドにおける2012年1月からの累計販売台数が、11月末時点でトップのメルセデスベンツ。さらなるラインナップの拡大で、首位独走を目指す。