23日、ツインリンクもてぎで行われたHonda Racing THANKS DAYに於いて、
世界選手権で活躍するドライバー、ライダーが今季を振り返った。
WTCCドライバー ティアゴ・モンテイロ
「シビック WTCCには開発から携わり、少しずつ勉強しながらやってきました。ホンダはとても対応力のあるマニュファクチャラーだと感じました。もっともコンペティターとして(F1時代を含め)かねてから尊敬していた存在でしたが。
マカオでの3位入賞はひとつの目標に対し、みんなで力を結集させた結果で、天からのギフトだと思っています。
この3戦で方向が見えたので、冬の3カ月は更なる開発に努めます。12月は開発、1月、2月とコース上でテストしたらもうすぐに開幕ですから。
(このTHANKS DAYのイベントは)歴代のホンダ・ドライバー、メカニックらが一堂に集って、ファンの人たちとも会える、素晴らしいアイデアだと感じました。ホンダの歴史を感じることが出来ます。ファンの為にもすごく良いイベントだと思います。」
◆WTCCドライバー ガブリエーレ・タルクィーニ
「8月からシビック WTCCのテストに参加させてもらい、まるでベイビーの成長を見るようで楽しかったです。来年を楽しみにしていてください。
我々にとって来季はとても大切なシーズンになります。開幕戦からポディウムを争って戦いたいと思います。そしてシーズン中に優勝して、タイトルを獲得することが夢です。
私がF1を走っていた頃…ウイリアムズやマクラーレンでホンダはとても強かった。特に89年、90年は。同時期に戦ってその強さは嫌と言うほど知っています。F1時代の私にとってはホンダ・エンジンのマシンに乗ることが夢でしたから。“Honda is my dream”だったのです。
83年からの私のレース・キャリアでも、このようなイベント(THANKS DAY)は初めての経験です。ホンダ・オールスターが集い、ホンダの歴史にも触れられる素晴らしいイベントだと思います。その一員になれて光栄です。」
◆MotoGPライダー ダニ・ペドロサ
「今季の後半はマシンのパフォーマンスが上がって良い結果が得られました。フロント・タイヤに車体を上手く合わせることが出来たこのが一番大きな要因です。レースごとに良くなって行きました。
来年はすべてのトラックで良い成績を挙げたいです。いくつ勝つかよりもチャンピオンシップを獲ることが大切だと思っています。そして何よりもヤマハに勝ちたいです(笑)。
先日のオフィシャル・テスト(14日バレンシア)は時間が短くて多くのことはできませんでしたね。まだマシン・バランスの調整が必要です。」
◆来季MotoGPライダー マルク・マルケス
「多くのことを学べた良いシーズンでした。来季のMoto GP行きを決めることが今年一番大切なことでした。2011年と違い、期待が掛けられプレッシャーの中での難しいシーズンでもありました。
来季は学ぶことが沢山あります。それらすべてを吸収する「学びのシーズン」になるでしょう。
バレンシア・テストは28周しか走れなかったのですが、印象としてはとにかく「速い」ということでした。
もてぎはアクセレーションが難しい面白いトラックだと思います。来年ここに帰ってくるのが楽しみです。」