勘違いで停車したクルマに白バイが追突

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19日午前11時45分ごろ、大分県大分市内の県道で、交通違反の取締りを行っていた白バイが、鳴動させたサイレンに反応して停止した無関係な乗用車に追突する事故が起きた。人的被害は無かったが、双方の車両が小破している。

大分県警・交通機動隊と大分中央署によると、現場は大分市下郡中央3丁目付近で片側2車線。付近を白バイでパトロールしていた交通機動隊に所属する33歳の巡査部長が、運転者がシートベルト未着用の状態で走行している乗用車を発見。停止を求めようとサイレンと赤色灯を使用したところ、違反していない別の乗用車がこれに反応して停止。白バイは進路を塞がれる状態となり、このクルマに追突した。

双方の車両は小破したが、被追突側の乗用車を運転していた同市内に在住する47歳の男性と、巡査部長にケガはなかった。本来の違反車両はそのまま走り去ったという。

事故当時、乗用車と白バイは第1車線に。違反車両は第2車線に位置。白バイは交差点の信号が青に変わった時点で車線変更して追跡を開始しようとしていた。警察では白バイが違反車両の挙動に気を取られて自車線前方の目視を怠ったことと、被追突側のクルマを運転していた男性の勘違いが重なったことで事故につながったみて、発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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