いすゞ自動車は11月20日、2013年1月に南米で開催されるダカールラリー13の参戦マシンを発表した。
いすゞは2013年のダカールに、小型ピックアップトラックの『D-MAX』でエントリー。ただし、市販車に対して、大きく戦闘力を引き上げている。
ベース車両には、D-MAXの4×4ダブルキャブを選択。市販車にも積まれる3.0リットル直列4気筒コモンレールターボディーゼルエンジンは、専用チューンでパワフルになっており、最大出力242ps/4800rpmを発生する。最大トルクは60kgmという強力さだ。
駆動方式は4WD、トランスミッションは5速シーケンシャル。車両重量は2300kgあるが、いすゞによると、D-MAXのダカール仕様は、オフロード上でも0‐100km/h加速7秒、最高速190km/hの性能をマークするという。
もちろん、サスペンションなどの足回りは、ダカール向けの専用セッティング。D-MAXは、市販車改造部門のT2クラスから出走する。いすゞは8000kmの過酷なダカールラリーの舞台で、D-MAXの優れた耐久性能をアピールする方針だ。