広州モーターショー12が11月22日のプレスデーを皮切りに開幕する。開幕前日の21日、会場内は昨年同様の賑わいを見せるなど、日系メーカーも軒並み積極的な姿勢を維持した出展となりそうだ。
各国モーターショーに比べ、広州モーターショーの事前会場では、主な出展メーカーがブース周辺に幕をおろしたり、壁を設けており、情報の流出を防ぐ格好が際立った。
そうした中、一汽トヨタは北京モーターショー12でも公開したコンセプトカー『チン』のほか、ラインアップを余すところなく展示するようす。東風日産は、ヴェヌーシアブランドも含めると、一つのホールを半分使い切る大規模な出展を行なう。ただ東風日産ブース全体には壁が設けられ、中のようすを伺うことはできなかった。
東風ホンダは、ブース全体に黒い幕を垂らし、厳重な警戒のもと予行練習が行なわれていた。幕の外からはうっすらと『アコード』らしき車両が透けて見えた。
中国事業の再編に取り組むマツダは、先日日本でも発売開始になった『マツダ6』(日本名:『アテンザ』)を披露するとみられる。10月に三菱商事、広州汽車集団とともに合弁会社の営業を開始した三菱自動車は『アウトランダー』を出展。長安スズキブースにはパリモーターショー12で初公開したコンセプトカー『Sクロス』(S-Cross)が登場しそうだ。