【F1 USGP】ハミルトン「レッドブル2台をオーバーテイクできて嬉しい」

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ルイス・ハミルトン(マクラーレン、USGP、2012年)
  • ルイス・ハミルトン(マクラーレン、USGP、2012年)
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タイトル争いが正念場を迎えていたUSGP。ハミルトンの優勝を誰よりも喜んでいるのは、フェラーリのアロンソかもしれない。2位ベッテルと3位アロンソの今回のレースで生まれたポイント差は「3」。次週は決戦の舞台、ブラジル・インテルラゴスだ。

優勝
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)

「この勝利をとても誇らしく、またうれしくも思っている。(チェッカー後の)インラップで大きな声で叫びすぎて、喉がおかしくなりそうだ(笑)。レッドブルの2台をレースでオーバーテイクできたのも嬉しいね」

「予想していたとおりバックマーカーの影響が大きかったが、結果的には僕に有利な方向に流れたようだ。僕自身がトラフィックに捕まったこともあったが、最終的にはうまく行った。セブ(ベッテル)もバックマーカーのおかげでペースを落としたので、僕は一気にレブを上げて追い込んだ。バックストレートで僕がアウトサイドを突いたら、セブがドアを閉じた。そこでインサイドに移ると彼もこっちに寄ってくる。あれはラッキーだっただけで、本当にすれすれだった」

「セブと僕の今日の勝敗を分けた理由は、意欲の差だろう。僕は2007年に前回のUSGPにも優勝したので、前と同じ熱狂的なファンの前で再び勝ててとてもいい気持ちだ。ユニークなグランプリというのがいくつかある。モナコ、シルバーストーン、モントリオール、スペイン、モンツァとかね。サーキット・ジ・アメリカズもその仲間入りだ。世界最高のレーストラック、おそらくはトップ3のひとつだろう」

「シーズンの終わりにこんな結果が出せてとても素晴らしい気分だ。来週のブラジルGPでも同じパフォーマンスが出せれば良いね。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでの最後の2戦を連勝で終えたいよ」

2位
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)

「チームにとって、3回目のコンストラクターズタイトル獲得に貢献できてとても嬉しい。今年はとても苦しいシーズンだけど、チームがとても頑張ってくれている。コンストラクターズタイトルはベストチームである僕らにふさわしい」

「マーク(ウェーバー)も僕も、1年中プッシュし続けている。マークがフィニッシュできなかったのはとても気の毒でならない。非常に良いレースだったし、僕たちはできるすべての努力を絞り出したと思う」

「ところが、僕の場合は、非常に悪いタイミングでトラフィックに捕まってしまい、ルイスとの間のギャップが消えてしまった。このチャンスを彼は見事に掴み、僕はインサイド防衛に努めたけど、ストレートスピードはあっちが優位だった。この結果を僕は潔く受け入れたい。正々堂々の勝負でルイスが勝ちを収めたのだから。今日はレッドブルのペースを示すことができたし、次のレースに備えてパワーは満タンだよ!」

3位
フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)

「大変なウィークエンドだったけど、最後に意外なポディウムが転がり込んできた。レッドブルやマクラーレンにはペースで敵わないことを考えると、ベッテルに与えたポイントが3というのはむしろラッキーだろう。もっと悪い結果も予想していたが、最終レースのサンパウロまでチャンスをつなげることができた」

「計算上は大きなチャンスではないし、せいぜい25%といったところだと思うが、僕の心の中ではもっとチャンスはあると感じている。インテルラゴスでは何が起きるかわからないからね。今日は信頼性がどれほど大切かを改めて学んだしね」

「(ブラジルGPは)雨のレースになるかも知れないし、雨ならリスクは増すがこちらは失うものはない。ドライだったらレッドブルが先頭で、おそらくフェラーリは3列目か4列目に並ぶことになるだろう。予想外のファクターがこちらに有利に作用することを願うしかないだろうね」

「スタートと1コーナーはとても順調だった。シーズンの後半、僕たちは最初の数百メートルでのポジションをいくつか上げることができた。それにポディウムに届く程度のペースも獲得したが、先頭を争うまでにはまだ足りない」

「ピットストップはパーフェクトとは言えなかった。こんなことは今年初めてかも知れないね。次の日曜日は完璧なピットストップと、完璧なレースを目指すよ。このウィークエンド、フェリペは予選の全セッションで僕よりも速かった。インテルラゴスでは、強力なライバルを相手にするために彼にもこの調子で頑張って欲しいと願っている。勝利のためにはチームの一体性が重要だからだ」

《編集部》

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