日本自動車工業会は11月16日、東京都江東区で10月に実施したイベント「お台場学園祭2012」への来場者が延べ38万人になったと明らかにした。目標としていた30万人を超え、29歳以下の若年層の比率が半数強に達したという。
同日、定例記者会見した豊田章男会長は、同イベントへの参加を通じ「自動車業界が若者に近づいていく努力を続けていくことでクルマファン、バイクファンを拡大することができるとの思いを強くした」と評価した。
イベントは、自工会が今年度事業として取り組んでいる「国内市場活性化」の一環として開催。昨年の東京モーターショーでは、来場者のうち29歳以下の比率は24%という結果だっただけに、「若者のクルマ離れへの対応策」(豊田会長)として実施した「学園祭」は、”若返り”で一定の成果を収めたといえる。
豊田会長は「このイベントを学生のみなさんと会員各社の若手社員が力を合わせ企画から実施までやり遂げていただいたことに感謝する」と、謝意を表した。