デンソー、スマートフォンと連携するITSスポット対応DSRC車載器を発売

自動車 テクノロジー ITS
デンソー・DIU-A050
  • デンソー・DIU-A050
  • スマートフォン画面イメージ

デンソーは、ITSスポットサービスに対応し、スマートフォンと連携するITSスポット対応DSRC車載器を業界で初めて開発、11月8日から販売を開始する。

ITSスポットサービスとは、主に高速道路で提供されるITSの次世代サービス。道路に設置された路側機のITSスポットとクルマ側のITSスポット対応DSRC車載器との間で高速・大容量通信を行い、広域道路交通情報、落下物や道路合流などの安全運転を支援する情報、ETC自動料金支払い状況などを、画像と音声で表示し案内する。

従来、ITSスポットサービスを受信するためには、ナビ連携タイプDSRC車載器と対応カーナビをセットで購入するか、音声の受信が可能な発話タイプDSRC車載器を購入するしかなかった。しかし、ナビ連携タイプは、カーナビの同時購入も必要なため、高機能であっても高価であり、また、発話タイプは比較的安価ではあっても音声案内のみと機能が限定的であり、いずれも普及が進んでいなかった。

今回デンソーが開発したDSRC車載器は、スマートフォンで専用アプリを起動しておけば、ITSスポットからの情報受信ののち、速やかにBluetooth 通信でスマートフォンと自動で連携し、画像や音声をスマートフォンから提供する。刻々と変化する道路状況に合わせて、ドライバーに必要な情報を必要な時に、スマートフォンの操作なしに提供することで、より安全で、快適なドライブをサポートする。

価格は2万7090円。

《纐纈敏也@DAYS》

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