ディフェンディングチャンピオン、セバスチャン・ベッテルは、レッドブルからフェラーリへの移籍に関する噂を明確に否定した。
インドGPで4連勝を挙げたベッテルは、フェラーリ移籍の噂は明確に否定しておかないとレッドブルのメンバーの気持ちに悪影響を及ぼすと語った。
「気を悪くしないでもらいたいんだが、メディアの諸君が書き飛ばすゴシップをファクトリーの人々は結構気にしているんだよ。僕の気持ちは100%レッドブルの仲間たちと共にあることを、この際はっきりさせておきたい。君たちにお知らせするようなニュースは一切なくて、僕はレッドブル・レーシングにとても満足している」
レッドブル代表クリスチャン・ホーナーもベッテルの態度表明を歓迎し、2014年一杯をカバーする現行契約以降も残留してほしいとの期待を口にする。
「セブ(ベッテル)とチームの間には強力な絆がある。こうしてわれわれは現在と将来に向けた共通の思いを明言したわけだ。セバスチャンは12~13歳の頃からレッドブルと共に歩んできた。レッドブルがデザインしたマシンでグランプリで数々の勝利を手にし、今もこのチームにとても満足してくれている。彼はチームの重要な一員であり、この先何年も、このことは変わらないだろう」
ベッテルとチームの契約更改の可能性についてホーナーは、こう答えた。
「今の時点でレッドブルとの契約を望まないドライバーは、誰もいないと思うよ」