ダイハツ工業の伊奈功一社長は、10月25日に行われた2013年3月期第2四半期決算発表の席上で、軽自動車のスポーツカーを14年に発売する考えを明らかにした。
「私は『コペン』に乗っていますが、ああいう車は非常に楽しい。われわれは低燃費を目一杯追求していきますが、一方で走りがいい車というのも車好きを増やすために非常に大事なことだと思う。一人でも多くの軽自動車ファン、ダイハツファンを増やす思いで、これからつくっていきたい」と伊奈社長。
同社は今年8月に軽自動車のオープンカー『コペン』の生産を終了したばかりだが、やはり燃費の良さだけではこれからの競争に勝っていけないということなのだろう。その裏には、ホンダが軽のスポーツカーの開発を明らかにしたことがある。
ホンダはこのところ軽自動車市場で非常に勢力を拡大しており、シェアトップのダイハツとしては黙って見過ごすわけにはいかない。そこで、ホンダが出すのなら、うちもというわけだ。