韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは10月15日、ラスベガスで10月30日に開幕するSEMAショー12において、『ベロシティ』を初公開すると発表した。
ベロシティは、ヒュンダイの小型スポーツクーペ、『ベロスター』をベースに、ヒュンダイモーターアメリカのデザイン&テクニカルセンターがカスタマイズを担当したコンセプトカー。「ファクトリーレーサー」をテーマに開発されている。
そのハイライトは、同じくヒュンダイが今年のSEMAショーに出品する『ジェネシスクーペ』のカスタマイズモデル同様、ヒュンダイの米国モータースポーツパートナーで、英国の名門、コスワースにエンジンチューニングを依頼した点だ。
1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、専用ターボチャージャーをはじめ、ピストン、コンロッド、インタークーラー、コンピューター、吸排気系などを専用チューン。この結果、最大出力400ps、最大トルク48.4kgmという1.6リットルとしては驚異的なスペックを獲得する。
もちろん、パワーアップに対応して、サスペンションやブレーキは強化。内外装は、スポーツテイストを高めるカスタマイズが施される予定だ。なおヒュンダイモーターアメリカは、ベロシティのティーザースケッチを1点、公表している。
SEMAショーは毎年秋、米国ラスベガスで開催されるチューニングカー&カスタマイズカーの一大イベント。日本のオートサロンとドイツのエッセンショーと並んで、世界三大チューニングカーショーと呼ばれる。