6時間レースも残り1時間。雲は薄くなり、どうやら雨の心配はなさそうだ。遠く富士山も山頂を覗かせた。しかし、気温は15度台まで下がり、ミシュランの技術者がしきりに路面温度を計り始めた。
残り1時間5分というところでトヨタがフルサービスのピット・ストップを行った。
ドライバーは中嶋が座り続ける。
残り50分でピットストップしたアウディの2台はこのレースで初めてタイヤ交換を行わずにコースに戻った。アウディが逆転を掛けて最後の勝負に出たのだ。
トヨタはもう1回、スプラッシュ&ゴーのピットストップが必要なはずだ。
残り30分でトヨタとアウディ1号車の差は44秒と実に際どい。