富士スピードウェイで行われているWEC 6時間耐久レースは前半の3時間を終えて、トヨタの『TS030ハイブリッド』が先頭を走っている。2位・3位はアウディの『R18 e-tronクワトロ』がつける。
燃費性能に優れ、ピットワークも他チームに比べアドバンテージを持つアウディ勢に対して、トヨタはレースペースの面で優位に立つ。
トヨタ・レーシング チームの木下美明代表はレース中のインタビューで「アウディよりもピットストップは1回多くなる」と語っており、前半から飛ばしてアウディとの差を広げる展開を狙うが、周回遅れに引っかかるなど思うようにペースが上がらずアウディとの差を大きく広げるまでに至っていない。
中盤まではピットごとにトップが入れ替わる展開が続いており、後半戦は小さなミスも許されないシビアな展開になりそうだ。