トヨタ自動車は10月10日、『ヴィッツ』など計6車種のパワーウィンドウスイッチに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2006年9月1日~2008年7月31日に製作された45万9326台。
運転席ドア部のパワーウィンドウスイッチの潤滑用グリースが均一に塗布されていないため潤滑性が悪化し、接点が摩耗して作動不良となるおそれがある。また、スイッチの摺動不良を改善させようと市販の潤滑剤等を塗布すると、スイッチが溶損するおそれがある。
全車両、パワーウィンドウスイッチを点検し、作動不良が確認されたものについては耐熱性グリースを塗布したスイッチ基盤と交換し、それ以外は接点部に耐熱性グリースを塗布する。また、耐熱性グリースを塗布したものがその後作動不良となった場合は、パワーウィンドウスイッチを交換する。
不具合発生件数は39件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。