6日午前8時45分ごろ、千葉県匝瑳市内の県道で、車道に飛び出してきたとみられる女児2人が乗用車に次々とはねられる事故が起きた。2人は重傷。警察は車を運転していた36歳の男を現行犯逮捕している。
千葉県警・匝瑳署によると、現場は匝瑳市高野付近で片側1車線の直線区間。横断歩道や信号機は設置されていない。2歳と7歳の女児は現場に隣接する祖父の家を訪れていたが、遊んでいる最中に車道へ飛び出し、交差進行してきた乗用車と衝突したものとみられる。
2人はドクターヘリで病院へ搬送されたが、2歳の女児は全身強打で意識不明の重体。7歳の女児も頭部骨折の重傷を負った。警察は車を運転していた同市内に在住する36歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
負傷した2人がいた祖父の家からは道路方向の見通しが若干悪いという。最初に2歳の女児が車道へ飛び出し、これを止めようと追いかけた7歳女児も事故に巻き込まれたものとみられる。調べに対して男は「子供の姿を見てブレーキを掛けたが、間に合わずにはねてしまった」などと供述しているようだ。