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【福祉機器展12】トヨタ、生活支援ロボットをデモンストレーション

自動車 ビジネス 企業動向

トヨタ自動車は、「第39回 国際福祉機器展H.C.R.2012」の特別企画「福祉機器開発最前線」において、「生活支援ロボット(HSR:human support robot)」を出展した。「すべての人に移動の自由を提供する」という同社の思想を具現化したもののひとつとして、一般向けイベントで初めて公開された。

介助犬に着目し、手足の不自由な人のニーズを調査しながら開発された生活支援ロボット。近くにある物を取るといった身の回りの動きから、緊急時やヘルパーへの連絡といったコミュニケーションまでを担う。

デモンストレーションでは、床に落ちているリモコンなどを、ロボットに拾い上げてもらって、ベッドに横たわるユーザのもとへと届けてくれるまでの一連の流れを披露。ユーザは、手にしているタブレット端末(カメラ付き)から、落ちている物を選択。拾ってくるように指示を送ると、ロボットはユーザが指定した物の位置情報などを検出し、微妙なタッチで拾い上げてユーザのもとへと運ぶ。

また、棚に置かれた本やタオルといった、いつも決まった場所に置いてある物は、2次元コードに物や置き場所などを記憶させておいて、タブレット端末から指定の物を取り出す・戻すといった動きをロボットに指示するというデモも公開された。

いっぽう、離れた場所で暮らす家族などによるロボット遠隔操作も披露された。例えば、「カーテンを開けてほしい」というユーザの連絡を受けた家族は、ユーザと同様にタブレット端末からロボットを遠隔操作し、ラジコン模型のように縦横にロボットをコントロール。画面を見ながら手の動きを指示すると、ロボットは淡々とカーテンを開ける。

またトヨタブースでは、昨年11月に公表した介護・医療支援を目的として開発中のパートナーロボットのうち、「自立歩行アシスト」「移乗ケアアシスト」の改良版を参考出品した。

同社は生活支援、介護・医療支援、パーソナル移動支援、製造・ものづくり支援という4領域でパートナーロボットの開発をすすめている。今後は研究機関、医療・介護関係者、ユーザなどとともに、産学・医工連携で共同開発をすすめていくという。


《大野雅人》

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