「EVEX(電気自動車開発技術展)2012」が19日、東京ビッグサイトで開幕した。その展示会で今回初披露となった一つが電気自動車(EV)用の移動急速充電車だ。この登場で、走行時に電池切れになっても、心配はいらなくなりそうだ。
製作したのは京都市のベンチャー企業、モビリティープラス。平成18年に設立された同社は、タイヤ交換などの機械などを積んだサービスカーの製作・販売を手掛けてきた。「荷台にまだスペースがあるので、他の機械も積んで多機能にしたら面白いではないかと思い、急速充電器を積むことにしたのです」と三輪智信社長と話す。
そして、完成したのが発電、蓄電、充電の3役をこなすこの車だ。「独自の車両発電システムを搭載しているので、ガソリンがなくなるまで発電し続け、30分ほどでEVをフル充電できます」と三輪社長。
家庭にも電力を供給できるようになっているので、非常用の電源車としても活用できる。また、太陽光や風力といった再生可能エネルギーとの連携も可能とのこと。まさしく画期的な移動急速充電車といえよう。
同社ではロードサービスを展開している業者を中心に販売していき、ゆくゆくは全国でこの車を走らせていきたいという。ちなみに販売価格は1500万円ほどを予定している。