9月15日、ブラジル・サンパウロのインテルラゴスサーキットで開催されたWEC(世界耐久選手権)第5戦決勝は、ポールポジションからスタートしたトヨタ『TS030ハイブリッド』が念願の初優勝を果たした。最大のライバルでルマン24時間とシルバーストーンのレースを制したアウディ『R18 e-tronクワトロ』は予選で3位と遅れを取ったが、決勝では同じくアウディの『R18ウルトラ』(ディーゼル)を交わして2位浮上、TS030の追撃の態勢を整える。TS030は1〜2分前後のギャップを維持しながらレース終盤に入っても安定したペースを維持し、R18 e-tronクワトロの接近を許さずそのままチェッカー。悲願の初勝利を成し遂げた。速さについてはルマンや前戦のシルバーストーンで実証済みだったが、耐久レースという長丁場でのレース運びではアウディ勢に一歩及ばずにいたトヨタ。サンパウロでの勝利はレースにおいてもアウディと互角以上に戦えるという証明ともなった。次戦以降のレース、さらには来年のルマンにも今から期待がかかる。なお次戦は2週間後の9月29日、舞台はバーレーン。さらに10月14日には、富士スピードウェイでのレースが予定されている。
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