かつてロータスやウィリアムズでF1をドライブしたアレックス・ザナルディ。インディカーに転向した彼は大成功もしたが、最後は大事故に遭遇して両足を失った。だが、後にザナルディはモーターレーシングに復帰し、さらにハンドサイクルというカテゴリーで障害者スポーツにも参戦、2011年ニューヨークマラソンの同種目で優勝している。
今年、ザナルディはパラリンピック・ハンドサイクルのイタリア代表としてブランズハッチのレースに参戦する。
「最後の瞬間まで、自分にその力はあるのかという疑問との戦いが続くんだ。だからこそ、誰よりも速くフィニッシュラインを越えたときの喜びがあるんだと思う。僕の場合はドライバーとしてすでに経験しているけど、9月のイギリスで、もう一回経験したいと願っている」