自動車修理工場からの通報で発覚、ひき逃げした男逮捕

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今月5日に静岡県浜松市南区内の国道150号で発生した重傷ひき逃げ事件について、静岡県警は7日、西区内に在住する22歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。自動車修理工場からの通報で容疑が発覚したという。

静岡県警・浜松東署によると、問題の事故は2012年8月5日の午前1時ごろ発生している。浜松市南区本郷町付近の国道150号(片側1車線の直線区間)で、道路左側の路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が衝突。自転車は弾き飛ばされるようにして転倒。乗っていた19歳の男性が骨折などの重傷を負ったが、クルマは止まらずに逃走したことから、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

現場から採取した破片を分析して車種の特定を進めていたところ、市内の自動車修理工場から「前面部が不自然に壊れたクルマが持ち込まれた。人身事故の可能性が高い」と通報が入り、採取した破片との照合を行ったところ、これが合致。警察はこのクルマを運転していた西区内に在住する22歳の男を容疑者から任意で事情を聞いていたが、容疑を大筋で認めたことから、7日に自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

警察では男を厳しく追及。逃走の動機や、事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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