NHKは、省エネルギー対策の一環として整備を進めてきた、菖蒲久喜ラジオ放送所の太陽光発電システム「メガソーラー」が完成し、8月8日から最大容量の発電を開始すると発表した。
日本最大級の送信電力を持つ菖蒲久喜ラジオ放送所は、NHKのラジオ放送(第一、第二)を、関東・甲信越を中心に、北方向は宮城県の一部から、西方向は愛知県の一部まで、約2000万世帯(全国総世帯の約4割に相当)に提供している。
今回整備したメガソーラーは、2MW級の太陽光発電システムで、日中の最大発電時には、同放送所すべての電力を供給できる見通し。放送所で、今回のような大規模なソーラー設備を運用するのは日本では初めて。
予定されている年間発電量は200万kWhで、削減されるCO2排出量は年間1100トンに相当する。