GMが2010年末、米国市場で発売したプラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』。同車のオーナーの累計走行距離のうち、3分の2がEVモードで占められていることが判明した。
これはシボレーが、ボルトの公式サイトで明らかにしているもの。同サイトでは、ボルトのオーナーの累計走行距離と、それに占めるEVモードでの走行距離を、リアルタイムで表示している。
同サイトによると、ボルトのオーナーの累計走行距離は1億マイル(約1億6000km)を突破。このうちの約3分2にあたる6370万マイル(約1億km)が、EVモードによるゼロエミッション走行だという。
ボルトは最初の約56kmを、モーター駆動だけでEVのように走行。バッテリー(二次電池)の残量が少なくなると、発電専用のエンジンが始動。バッテリーを充電するとともに、ジェネレーターを回してモーターへ電力を供給し、航続距離を伸ばす。
今回のシボレーの公式サイトのデータは、ボルトのオーナーは短距離走行が主体で、EVモードで走行できる同車のメリットを最大限に生かしていることを示唆したものといえそうだ。