J.D.パワーアジア・パシフィックは、日本で2012年日本冬用タイヤ顧客満足度調査を実施。その結果、ミシュランが9年連続となる第1位を獲得した。この結果について、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は、「私達の製品の先進性を証明できた」とのコメントを発表した。
調査は、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)に関する消費者の満足度を調べるもので、今回が9回目。今年2月にインターネットを利用して調査を実施し、自家用乗用車のスタッドレスタイヤを2009年5月以降に新品で購入し、現在も使用している一般ユーザー7461人から回答を得た。
タイヤブランド別ランキングでミシュランは、総合満足度で業界平均の588ポイントを56ポイント上回る最高点の644ポイントを記録してトップとなった。
また、総合的な満足度を構成する「積雪路面での走行性能」、「凍結路面での走行性能」、「耐久性/信頼性」、「ドライ/ウェット路面での乗り心地/静粛性」、「ドライ/ウェット路面でのハンドリング/グリップ性能」、「見映え」の6つのファクター全てでトップとなり、圧倒的なトップだった。
デルマス社長は「ミシュランは、日本の道路状況を考慮し、ドライバーのニーズはもちろん、隠れたニーズにも応えるタイヤ作りを目指して日本に拠点を構えるミシュラン・リサーチ・アジアでスタッドレスタイヤを開発している」と述べ、こうした地域での地道な活動がユーザーの高い満足度と高い評価に結び付いているとの見方を示した。