ホンダは17日、『スーパーカブ50』をフルモデルチェンジして、5月25日から発売すると発表した。新型車は、生産を中国の新大洲本田摩托有限公司で行い日本へ輸入、価格を従来モデルに比べ4万8300円安く設定、18万7950円とした。
今年3月に発売した『スーパーカブ110』と同様に中国生産に切り替えた。
新型車は、「ニューベーシックカブ」を開発コンセプトに、装備を充実させながら、さらに使い勝手を高めるとともに、低価格を目指した。デザインは、伝統的なスタイリングをベースに「丸みのある四角」をテーマとして、さまざまなライフシーンにマッチするスタイリングとした。
エンジンは、低フリクション技術を採用した高効率の空冷4ストローク単気筒50ccを搭載。低・中回転域を重視したトルク特性によって、荷物積載時などで力強い走りを実現。また、発進と変速でそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを初採用。変速時のショックを軽減した。
車体は、剛性に優れたバックボーンタイプのパイプフレームを新たに採用。従来モデルのカスタムタイプに比べホイールベースを35mm延長したことなどにより、荷物積載時のより安定した走行に寄与するとしている。