横浜ゴムは、車いす用エアーセルクッション「メディエア」シリーズの新製品として『メディエアスカイ』を開発した。
メディエアシリーズは、車いす用としては世界で初めて底付検知センサーを実用化したクッション。今回開発したメディエアスカイは、従来、全自動で行っていた空気量調整を手動で行う構造とし、自走可能な車いすユーザーが気軽に外出を楽しめる製品として開発した。
新製品は、臀部の底付きをセンサーが感知するとブザーが鳴り、ユーザーは手動ポンプでエアーセルに空気を送り込む。空気量を調整する際、ブザー音の有無で最適な量の目安が分かる仕組みになっている。
さらに、作業の度にユーザーの体型や体重、姿勢に合わせて座面を整えるため、最適な体圧分散状態が維持でき、特定部位への圧力集中を防ぐ。また空気式構造のクッションは、内部の空気配管を左右で分けると共に大きなセルを両側に配置し、安定した座り心地を実現している。
発売は5月中旬の予定で、価格はオープン価格。サイズは幅×奥行きが315×400mm、340×352mm、390×400mmの3種類を展開する。