トヨタ、デザインの決定をより少人数で

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トヨタ自動車は、新たな車両開発方針である「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ」(TNGA)の推進に伴い、商品競争力を左右するデザインについて、開発責任者への権限を拡大させるとともに、より少人数での意思決定を始めた。

トヨタは従来、デザインを最終決定する審査会に役員だけで数十人が出席していた。そうした方式がデザイン面での個性の喪失にもつながったという反省から、決定方式を改めた。

新しい方式では、開発責任者であるチーフエンジニアが「主役」となるプロセスに改め、出席役員も当該車両と業務上密接な人に絞ったという。例えばレクサスブランドでは「役員は5~6人にしている」(内山田竹志副社長)。

一方でスポーツカーの『86』のデザイン決定では、社内でスポーツカーに乗っている人から150人程度を募り、投票による意見集約を参考にしたという。基本は少人数による決定だが、モデルによっては柔軟なプロセスも採用していく方針だ。

《池原照雄》

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