本格レーシングシミュレーター、日本上陸…東京バーチャルサーキット

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東京バーチャルサーキット
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株式会社ユークス(本社:大阪府堺市)は3月末より東京・赤坂において、レーシングシミュレーターにてドライビングテクニックを磨くバーチャルサーキット『Tokyo Virtual Circuit』(東京バーチャルサーキット)の営業を本格的に開始した。

F1をはじめ世界のレースシーンでは、シミュレーターで周回を重ね、セッティングデータなども決定したうえでサーキット入りする例は珍しくない。東京バーチャルサーキットは、世界にまだ5台という最新型のレーシングシミュレーターを導入し、安全そして効率的なドライビングテクニック、マシンセッティングのレベルアップを可能とするバーチャルサーキットだ。日本F3協会による公認を得たシミュレーターでもある。

ユーザーは、トップレーシングドライバーや明日のレーサーをめざす若者はもちろん、自分の車でスポーツドライブを楽しむ愛好家など、すべてのモータースポーツファンを対象とする。シミュレーターのオペレーション、そしてドライビングデータの解析に基づいた理論的なレッスンを担当するのは、日本のトップドライバーであり、「砂子塾長」のニックネームで親しまれている砂子智彦だ。

視界180度をカバーする巨大スクリーンと、アクセル、ブレーキ、ステアリング、エンジン音が、物理演算によりリンクし、実際のサーキットに近い環境を実現した。ステアリングは実車同様の反応をするため、レーシンググローブの使用が必須となっている。

東京バーチャルサーキットには9種類のレーシングマシン、70種類のサーキットが設定された。マシンは、フォーミュラはGP2、F3など5種類、ツーリングカーはアストンマーチンGT1、同GT2、アウディR8 GT3の3種類から選べる。サーキットはオートポリス、岡山国際、鈴鹿、富士、筑波、もてぎ、SUGO、海外ではモナコGP公道コース、ニュルブルクリンク24hコース、スパフランコルシャン、ルマンなどを用意する。

通常トレーニングコースのほか、レーシングシミュレーターは初めてという人向けの体験コースもある。すでにTDP(トヨタヤングドライバーズプログラム)や筑波ウィンズガレージのトレーニングにおいて、東京バーチャルサーキットのシミュレータートレーニングが採用されている。

体験コース
●3000円(1名)
●所要時間約30分
●富士スピードウェイをつかって、練習2ラップと計測5ラップの計7ラップを体験できる。その後、希望のサーキットでインストラクターによるデモンストレーションを見学する。

通常トレーニングコース
●1万円(人数制限なし)
●所要時間約30分
●希望のサーキットをドライビングする。Motec Data Loggerに記録された自身のドライビングデータは、プロレーシングドライバーとの比較も可能だ。USBメモリで自身のドライビングデータを持ち帰ることもでき、写真や動画撮影が可能でウェブ等への公開も許される。

《高木啓》

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