飲酒運転の発覚恐れて逃走か、ひき逃げ容疑で逮捕

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24日午後9時ごろ、茨城県つくば市内の県道で、徒歩で道路を横断していた56歳の男性に対し、軽乗用車が衝突する事故が起きた。男性は意識不明の重体。クルマはそのまま逃走したが、警察は後に現場へ戻ってきた27歳の男を逮捕している。

茨城県警・つくば中央署によると、現場はつくば市茎崎付近で片側1車線の緩やかなカーブ。56歳の男性は徒歩で道路を横断していたが、進行してきた軽乗用車にはねられた。

男性は頭部を強打。近くの病院へ収容されたが、意識不明の重体となっている。クルマはそのまま逃走したため、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

後になり、衝突痕のある軽乗用車で現場に戻ってきた同市内に在住する27歳の男が「事故を起こして逃げたが、はねた人が心配で戻ってきた」と実況検分中の捜査員に申告。男が乗ってきたクルマの破損部位と、現場で採取した破片が一致したことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で逮捕した。

男の呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみている。

《石田真一》

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