マツダの山内孝社長は15日、都内のホテルで『CX-5』の販売状況をメディア各社に説明した。席上、国内での受注は発売1か月足らずで月間目標の8倍に相当する8000台に達したことを明らかにした。
この内、半数強を狙っているディーゼルエンジン車は73%を占め、「ディーゼル車の国内での可能性や将来性に確かな手応えを感じている」と強調した。
また、販売店にはディーゼル車を中心に試乗を希望する顧客が多く訪れており、山内社長は「1980年発売の『赤いファミリア』以来の反響」と指摘した。同モデル
は80年代の同社のベストセラーとなった5代目ファミリアで、若年層やファミリー層に高い人気を得た。
山内社長はCX-5のグローバルでの年間販売目標について、「お約束した16万台は達成できると確信している。しっかりした拡販策を進め、20万台近くの販売を目指したい」と、上方修正を宣言した。