イタルデザイン・ジウジアーロは5日、フォルクスワーゲングループが開催したジュネーブモーターショー12のプレビューイベントにおいて、コンセプトカーの『BRIVIDO』を初公開した。
同車は、4シーターの高級GTスポーツカーの提案。ジウジアーロらしい前衛的で美しいデザインのクーペボディには、ガルウイングドアが装備される。このガルウイングドアは、後席乗員の乗降性を確保するため、大型とされた。
全長は4980mm。ボディには、アルミ、カーボンファイバー、グラスファイバーなどの軽量素材が使われる。車載インフォテインメントは、イタルデザイン・ジウジアーロと、米国カリフォルニア州のフォルクスワーゲングループERLが共同開発。ダッシュボードには、アップル社の『iPad』が格納できる設計だ。
パワートレインは、フォルクスワーゲングループが現在開発中の次世代ハイブリッド。排気量3.0リットルのエンジンにモーターを組み合わせたシステムで、最大出力360psを引き出す。
トランスミッションは8速AT。BRIVIDOとはイタリア語でスリルを意味するが、その車名にふさわしく、0-100km/h加速5.8秒、最高速275km/hのパフォーマンスを発揮する。