歩行者死亡の自転車事故、被告が起訴事実を認める

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昨年6月、滋賀県草津市内で自転車に乗車中、道路を横断していた女性に衝突する事故を起こし、重過失致死の罪に問われた21歳の男に対する初公判が21日、大津地裁で開かれた。被告は起訴事実を認めている。

問題の事故は2011年6月23日の午後10時50分ごろ発生した。草津市野路町付近の県道を走行していた自転車が赤信号を無視して丁字路交差点に進入。自転車は交差道路の無い側の路肩を走行していたが、青信号に従って道路を横断していた57歳の女性と衝突した。女性は転倒した際に頭部を強打。病院へ収容されたが、同年7月に脳挫傷が原因で死亡した。

検察は「減速や停止を怠り、信号無視で交差点へ進入したことが事故につながった」として、男を重過失致死などの罪で起訴していた。

21日開かれた初公判で、被告の男は起訴事実を認めた。続いて行われた冒頭陳述で、検察側は衝突直前の自転車は25km/h程度の速度で走行していたこと、被告が交差点手前で赤信号を認識していたことを指摘している。

《石田真一》

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