ベントレーのフラッグシップサルーンとして、2009年8月にデビューした『ミュルザンヌ』。同車にスポーツ仕様が加わることが判明した。
これは22日、ベントレーが明らかにしたもの。3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー12において、ミュルザンヌの「Mulliner Styling Specification」を初公開すると告げられたのだ。
Mulliner Styling Specificationとは、ベントレーが提供するエクステリアスタイリングオプションを指す。Mullinerとはベントレーの草創期に、創業者のW. O. ベントレー氏が一部車両の製造を依頼していたMullinerファミリーの名前に由来する。
ミュルザンヌでは、足回りをファインチューン。サスペンションやドライブダイナミクスコントロールシステムは、セッティングをスポーティな方向へ変更。専用の21インチアルミホイールには、265/40ZR21サイズのタイヤを組み合わせた。
インテリアも特別仕立て。ダイヤモンドキルト加工が施されたレザーシート、専用シフトレバー、アルミ製ペダルなどが奢られる。
エンジンに変更はない。排気量6.75リットルのV型8気筒ガソリンツインターボユニットは、最大出力512psを発生。0-100km/h加速は5.3秒、最高速は296km/hに到達する。