セバスチャン・ベッテルがレッドブル「RB8」のグリップが昨年よりも低下していると指摘した一方で、バルセロナ初日(21日)のデータだけで自分たちが最速であるとは言い切れないとも語った。
テスト1日目の午後、ベッテルは1分23秒265のトップタイムを出したが、これはピレリのハードタイヤによるものなのでレッドブルRB8のスピードにはまだ余裕がありそうだ。
「グリップが昨年よりも落ちているのは間違いない。でもダウンフォースが低下した分は少しずつでも取り戻せるだろう。現段階で他チームと比べて速いとか遅いとかの判断ができない。マシンに乗って走った感触でしか言えないが、決して悪くないと思っている」
チーフレースエンジニアのイアン・モーガンは、ヘレステストを参考に調整をしたり、新パーツを試したりした説明する。さらにテスト2日目以降は、レースをシミュレートしたものになるということだ。
「2日目からはレースチームが現場に勢揃いするので、初日とは違ったプログラムをやる予定だ。開幕戦の前にレースウィークエンドを完全に再現してみるというのはなかなかできることではない。もちろん、ドライバー2人ともシミュレーションをしてもらう予定だ」