8日、米国で開幕したシカゴモーターショー12。トヨタ自動車のブースでは、新型『カムリ』のペースカーが視線を集めた。
このカムリ、26日に米国フロリダ州で開催されるNASCARスプリントカップ開幕戦、デイトナ500に起用されるペースカー。1959年の初戦以来、デイトナ500のペースカーに米国車以外が起用されるのは、1971年のポルシェ『914』以来、カムリが2度目だという。
サーキットを走行するため、市販のカムリをベースに、サスペンションやブレーキを強化。足元は19インチのBBS製アルミホイールに、グッドイヤー製イーグルF1タイヤを組み合わせる。
室内には、ロールケージやフルハーネス、消火器などを装備。エンジンは市販車と同じ3.5リットルV型6気筒ガソリンで、最大出力268psを発生する。26日のデビューに向けて、スタンバイ完了といったところだ。