英国の名門スポーツカーメーカー、ロータスカーズ。その親会社、マレーシアのプロトンの経営体制が大きく変わることを受け、同社売却を巡る報道が熱を帯びてきた。
これは29日、英国の『サンデー・タイムズ』の電子版が報じたもの。同メディアによると、ロータスカーズを傘下に持つグループロータスのダニー・バハーCEOは、新たな出資パートナーを求めて交渉に乗り出しているという。
16日、マレーシアの複合企業、DRB-ハイコムはマレーシアの国営投資会社、カザナナショナルが保有するプロトンの株式、42.74%を取得することで合意。事実上、プロトンの筆頭株主となった。
DRB-ハイコムは、プロトンのリストラをさらに推進する方針。そのため、赤字を計上し続けるプロトンの子会社、ロータスカーズの売却に踏み切るのではないか、との観測が広がっている。