東京オートサロン12に、トミーカイラがプロデュースする新しいブランド“Rowen”から、アウディ『A5スポーツバック』をはじめ3台が出品された。
Rowenのコンセプトは「スポーティ&エレガント、あるいはラグジュアリーさをうまく融合させたもの」というのは、E・Rコーポレーション代表取締役樋江井尊吉さん。「昨年、アウディ『A4』やアウディ『TT』でこのコンセプトをトライし、その結果非常にいい評価をもらうことが出来たので、自身を持ちました」という。
Rowneのデザインはリアにも非常に重きが置かれている。「通常はフロントのデザインにこだわりますね。ただ、ロングラン人気のクルマ、例えば『スカイライン』を例にすると、丸型4灯のテールランプでアイデンティティを持たせています。それだけリアデザインは重要なのです。リアを見てかっこいいと思い、フロントも見たいなというクルマにしたいのです。後ろがかっこいいクルマは絶対前もかっこいいのです」とこだわりを語る。
他にも、『Z4』にはフロントバンパーに埋め込んだLEDのスポットライトを装備させた。これは金型を起こして完全オリジナルで作成したものだ。「デイライトが欧州では義務化されてきており、標準で装備されつつあります。そうなると、それに合わせデザインをしたり、LEDを装備しなければならず、それは絶対に避けたかった。自由にデザインしたかったのです」。
「一体ではないため、球切れをしたひとつだけ交換をすることも可能です」と、そのこだわりにより、ユーザーへの負担を軽減させる効果も考慮されているとした。