無限はホンダ『CR-Z』ベースの2台を提案。「空力を追及したオレンジのデザインコンセプトモデルと、もう少し現実味を帯びたグリーンのプレプロダクションモデルを並べて展示した」(同社)という。
オレンジの「Honda CR-Z MUGEN RR Concept」は、各部にドライカーボン素材を採用し、幾多の風洞実験を経て完成したエアロパーツを装着。2011年7月の英国グッドウッドで展示されたものをさらに進化させたモデルだ。
いっぽう、「走りに特化させ、現実に市販化できそうなものを組んだ」(同社)というグリーンの「Honda CR-Z MUGEN RR Concept Pre Production MODEL」は、筑波サーキット・コース2000で、ノーマルを約5.6秒上回る1分8秒を記録したモデル。「量産化をにらみ、形状や素材、スペックを再検討したモデルだ」と同社はいう。
また、このオレンジとグリーンの2台のCR-Zに積まれたエンジン「LEA-MF6+Super Charger」も展示された。このエンジン、単体で179ps/20.9kgf・mを発揮し、IMAでアシストするという。
同社は「プレプロダクションモデルは、エンジンチューニングによる重量増ぶんを、ボディの軽量化などで相殺し、ノーマルと同等の車重に仕上げている」とも話していた。