東京オートサロン12に、アフターパーツ大手のHKSが4年ぶりに出展した。HKSは先日発表された第1四半期の連結決算で、4800万円の営業損益が発表されたばかりであるが、赤字を出していながら東京オートサロンに注力する。HKSのブースで目立つのは、「大型Truck用CNGシステム」や「マリンジェット用GTスーパーチャージャー」、「CNGハイブリッドシステム」といった、これまでのHKSでは見られなかった新規事業に関するものだ。アフターパーツの市場は近年縮小傾向にあるというが、環境に配慮した技術を積極的に活用するなど、時代のニーズに合わせた商品を展開することで、対応してきた。しかし、これまでアフターパーツを専門にしてきたメーカーとしての自負も忘れていない。担当者によると、「市場拡大のために、HKSでも富士スピードウェイなどを用いたイベントをこれまで行ってきたが、今回4年ぶりに東京オートサロンへ出展した理由の1つは、市場全体を活性化させることにある」という。また、「自動車メーカー系のパーツには様々な制限がありますが、HKSでは、合法の範囲内でできる限り個性のあるパーツを販売することで、お客様の選択肢を増やしていきたい」とも述べている。さらに、「これまでカスタムをされたことがないお客様にもブースに足を運んで頂いている」と今回の出展の意義があったことを強調した。
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