韓国のヒュンダイモーターは9日、米国で開幕したデトロイトモーターショー12において、2013年モデルの『ジェネシスクーペ』をワールドプレミアした。
ジェネシスクーペは2008年3月、ニューヨークモーターショーで発表。ヒュンダイとしては初の駆動方式FRのスポーツクーペで、トップグレードには3.8リットルV型6気筒ガソリンエンジン(最大出力310ps、最大トルク36.8kgm)を搭載。足回りは、ブレンボ製ブレーキなどで強化した。
デビュー以来、初の大幅改良となる2013年モデルでは、フロントマスクを一新。弟分の小型スポーツクーペ、『ベロスター』との共通性を感じさせる表情に生まれ変わった。
メカニズム面では、エンジンがパワーアップ。3.8リットルV型6気筒ガソリンエンジンは、直噴化や連続可変バルブタイミング機構採用などの改良を受け、最大出力348ps/6400rpm、最大トルク40.8kgm/5300rpmを発生する。これは従来比で、42ps、4kgmの強化にあたる。
0-96km/h加速は5秒以下、最高速は240km/h(リミッター作動)の実力。同社は「価格が高価なインフィニティ『G37クーペ』(日本名:日産『スカイラインクーペ』やBMW『3シリーズクーペ』(335i)よりも、パワーウェイトレシオは上」と、その性能の高さを強調している。