ガリバーは、新車・中古車の販売能力を強化し、2016年までに2011年比で5倍となる年間販売台数30万台を目指す。
同社グループの2011年の店舗数は全国で419店舗、販売台数は年間約5万台。これを2016年には800店舗まで拡大し、30万台まで販売台数を伸ばす。同社の羽鳥社長は「中古車市場は現状で年間250万台とみています。この1割を獲得していきたい。残りの5万台は新車販売というイメージです」と話した。
販売台数を伸ばすためには、品質の信頼性を一層高める必要がある。その点、同社は12月より、ひと月で2500台の処理が可能な日本最大級の自動車整備工場を千葉県にオープンした。この商品化工場では、関東圏内の納品前車両の整備、鈑金、仕上げなどを手がける。現在は指定工場の申請中で将来的には車検も行なえるようにする予定。また、こうした商品化工場は全国7か所に拡大する計画もある。
羽鳥社長は「当面は日本国内に経営資源を投下します。販売台数が10万台規模になれば、設備などの周辺コストを吸収できる計算です」と述べた。