車載用デジタルアンプとエンクロージャー付スピーカーの開発で知られるソニックデザインが東京モーターショーに出展。東棟1Fにあるブースは黒い格子で囲われた独特のデザインになっており、周囲には販売中の商品群をズラリと並べる。
ソニックデザインは東京モーターショーの開催に合わせ、メルセデスベンツとと共同開発した専用オプショナルサウンドシステム『Sクラス サウンドスウィート』と『Eクラス サウンドスウィート』を発表。東棟1Fのメルセデスベンツブース向かい側に出展し、自社『Sクラス』をブース内に準備した。なおブース内部は一般への公開はしていない。
Sクラス サウンドスウィートは、前後4枚のドアへ均等配置されたスピーカーとリアトレイのサブウーファーで構成されるもので、シートベルトの装着によって着席を検出する音質・音場設定機構を採用。なかでも後席でのリスニングに自動的にフォーカスさせる「ショーファードリブン・モード」はSクラスならではの装備として注目に値するもの。通常時は前席に音場が作られていたものが、後席でシートベルトを締めると同時に後席優先モードに切り替わる。これにより、ドライバーはもちろん、後席同乗者にも最高のサウンドを提供するというわけだ。
Eクラス サウンドスウィートは音場の切り替えは行わないが、基本的な音へのこだわりはSクラスに匹敵するもの。指向性制御を行うフルレンジスピーカーをフロントのドアにインストールし、リアドアにはアディショナルウーファーを組み合わせる。音のズレによって引き起こされる音質劣化を根本から徹底排除し、再生音を量から質へと転換させることに成功したという。ただしこちらは出展されていなかった。
メルセデスベンツのブースで車載オーディオへの関心を抱いたら、ぜひソニックデザインに立ち寄ってみるといい。